北朝鮮のテポドン2(光明星2号)が発射されましたね。
ここ一両日は、テレビも新聞もこの話題で持ちきり。
前にも書きましたが、これは安全保障の問題と言うより、
防衛ビジネスの問題だと、捉えています。
それにしても、阿呆政権は相変わらずの間抜けぶり。
前代未聞の「2回の誤報」が
世界を駆け巡り、
浜田(息子)は、官邸を出たり入ったり。
「千葉のレーダー以外のイージス艦レーダーや米軍の移動式レーダーからの
情報がきちんと共有されていれば、防げたミスだった」と分析する専門家もおり、海外メディアにも、「相当の準備期間があったはずなのに、日本の危機管理に不安を抱かせる深刻な事態」と報じるメディアもあり、
国民を守れない防衛省の無能ぶりをさらけ出す良い機会となりました。
そもそも、「情報の共有」という、「初歩的な作業」すらまともにできない連中に、国土防衛なんお任せしても大丈夫なのでしょうか(笑)。
The Journalの高野氏の指摘にもあるとおり、
そのままガメラレーダーが他の飛行体の航跡を追っていてそれに対して撃墜命令でも出ていたら取り返しのつかないことになった可能性もある。
逆に
北朝鮮はこの有様を見て、ロケットないし
ミサイル発射基地の周辺でミグ戦闘機などをダミーとして飛ばして日本の探知システムを攪乱することが出来るという教訓を学んだかも知れない。
いえいえ、高野さん。
北朝鮮だけでなく、中国なども「良いデータ」が得られたと、大喜びしていると思いますよ(笑)。
驚いたのは、秋田県のように、
「職員が防災無線で住民に避難を呼び掛けた」り
(どこに落ちるのか判らないのに、いったい、どこへ避難するんだよ?)、
地方に住む老人が本気で北の
ミサイル攻撃を心配して、
市ヶ谷の防衛省に「しっかりしろ。国民を守るために頑張れ」と電話をし、
その直後に東京にいる息子に
「今防衛省に激励の電話をした。お前は大丈夫か、何も変わりはないか」
と電話してきたという。
おいおい、大丈夫か?日本人。
東京・市ケ谷にある防衛省の運動場に、地上配備型迎撃
ミサイル(PAC3)の発射機2台が、
満開のサクラの向こうにそびえ立ったそうで。
PAC3って、射程30キロくらいじゃなかった?
今回の予想軌道からすると、そんなところに配置するのは戦術的にもまったく無意味。
要は、「俺たちは頑張ってるんだぞ」とか「危機管理は万全です」ってTVの向こうの
「見えるものを信じる素直な国民」にアピールするためだって事は簡単に推測できます。
皆さん、良いですか。
これは「兆」の単位の
防衛ビジネスなんです。
98年に
北朝鮮がテポドン1号を発射し、
東北地方の上空を越えて三陸沖に落ちたことで、国民の不安は急激に高まりましたよね。
当時、MD(
ミサイル防衛)システムは国会審議をあまりすることもなく、あっさり導入が決まった。
今回の状況も当時と似ていると思いますよ。
「見えるものを信じる素直な国民」は、
「国際社会を無視した凶悪な
北朝鮮」のイメージを膨らましたでしょう。
膨大なMD(
ミサイル防衛)システム予算を更に膨らませる暴挙を
自公阿呆政権が
「国民の生命と財産を守るためです!」と言って強行しようとしても、
阻止しようとする勢力には激しい非難が浴びせられるのでは。
また、さらなる「軍備増強」の声が強まってくるのかも知れません。
「気弱な地上げ屋」は、こういう世論誘導によって、一気に方向性が定められ国民が「そちらしか見ない風潮」を懸念しております。
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