昨日、少しばかり 「嬉しい」 出来事がありました。 ビジネスにおけるお付き合いは、とても深いものがあるのですが、政治信条においては、その違いばかりが目立つ、ある企業経営者とハナシをしていました。
話題の主はこのオトコです。

「あんなオトコにアタマを下げて "出てください" とは自民党も落ちるところまで落ちてしまった。 ○○サン、今度ばかりは民主へ入れるよ!」 とO社長。
「気弱な地上げ屋」は、「社長!ご決断ありがとうございます。 ついては、社長の、そのご決断を社員の皆様が "勘違い" するといけませんので、 外壁にベタベタ張ってある○○(筆者注:自民党衆議院候補者)のポスター。 あれ、剥がしましょう。 勝手に剥がすと、誤解されるといけませんので、彼の秘書にでも連絡して、直ぐに剥がすように言ってください」。
すると、O社長。 おもむろに電話を取り 「おうOだ。ウチに張ってある、アンタんトコのポスター。 あれ、直ぐに剥がしてくれ。 -中略- (押し問答が続いています) だからよ!何度同じこと言わせるんだよ!俺の家だぞ、ここは。 俺が剥がせって言ったら、直ぐに剥がせ!判ったな。ガチャン(筆者注:電話を切る音です)」
15分後、にこやかに
普洱茶を飲みながら談笑しているところへ現役衆議院議員Xが汗だくで入ってきました。
「気弱な地上げ屋」をチラッと見ますが、完全無視して 「O社長。 長い付き合いじゃありませんか。 ナニ言われたか知りませんが、長年自民党を支えて戴いたご恩あるO社長がポスター剥がせだなんて、寂しくて涙が出ます」
このオトコ、 「梯子はずしの古賀」 ほどではありませんが、事実と異なることを言う事にかけては人後に落ちません。
「涙が出ます」 なんて言いながら、額から流れ出る汗を 「涙のフリして」 拭いています。
おいX!オマエ、そりゃ涙じゃなくて、汗だろうが!
O社長 「Xさん、アンタには随分世話になったし、恨みは無い。 ただ、今回このサル (筆者注:写真では猿みたいに見えますが、多分人間です) を出そうってのは、どうしても納得出来ん。 麻生さんには随分我慢に我慢を重ねてきたが、もう限界だ。 仕事の話があるんで、もう帰ってくれ。ポスター剥がしていくのを忘れんように」 と言って、プイと横を向いてしまいました。
呆然と立ち尽くすXは、「気弱な地上げ屋」に向き直り 「○○サン(筆者注:「気弱な地上げ屋」の実名)!こりゃ、選挙妨害と違いますか。 今日の事はしっかり覚えときます!」 と言うなり、踵を返しました。
選挙妨害って言ったって、(おまえらのせいで) まだ選挙始まっていないのですけど(笑)。
なんでもない小話ですが、鉄板のように堅い自民支持層が崩壊しつつあります。
風は突風から台風へと変化している兆しです。
桜井よしこ先生が 「
要らぬ心配」 をしています。
「タレント時代、東国原知事が
16歳の少女への淫行で事情聴取を受けたのは周知のことだ」。
そんな東国原氏が自民党総裁となり、サミットなどで国際社会にデビューした場合、「諸国のメディアは各首脳の人物紹介で、少女淫行の一件に触れるだろう。 国内ならまだしも、日本国の首相に関してこの種のことを国際社会で書かれたくないと思うのは、私ひとりだろうか」。
「高い支持があるからといって東国原氏の出馬を再三再四『お願いする』自民党は一体どうなっているのかと」
「自民党がなんとか折り合いをつけて受け入れようとする節操のない姿勢には違和感を抱かざるを得ない」
O社長同様、手のつけられないほどの 「怒りぶり」 です。
しかし、桜井先生。 お怒りはごもっともですが、ご心配には及びません。
コイツがサミットに行く可能性は、阿呆政権があと3年続く可能性よりも低いでしょう。
ご本人も 「
予想以上の逆風だ」 と、早くも
出口戦略に切り替えたようです。
自民党が全国知事会の方針を党のマニフェストに盛り込むことなど二つの条件を受け入れず、逆に民主党がマニフェストに盛り込んだ場合には「そこ(民主党)から選挙には出ませんけど、選挙応援はしないといけない。がんばれ、と応援する」と述べたそうです。
コイツに応援されても迷惑なだけですが、本人はまだそのことに気付いていないようです。
全国市長会の会長を務める長岡市の森民夫市長が極めて真っ当なご意見をおっしゃっております。
「
私が宮崎県知事なら当然就任した責任があるわけで、宮崎市長さんはじめ(県内の)市町村長とよく連絡を取ってから行動を決める」
まともな人というのは、真っ当なことを言うものです。
自分党の 「Die人」 たちも、
うろたえています。
週明け、13日。 遅くとも14日には
内閣不信任案、
首相問責決議案が出される可能性が高い状況ですが、採決の結果如何では 「大騒動」 になりそうです。
参議院では、勿論 「可決」 されます。
問題は、衆議院です。
圧倒的反対多数で 「否決」 される
はずですが、場合によっては、大量の 「棄権」 が出るかも知れません。
自分党内では、 「賛成」 票を投じて 「離党」 する動きすらあります。
もう、この時点では、たとえ公認が得られなくても、刺客を送る余裕は自分党にはありませんから、後援会がしっかりしている選挙区では、自分党に留まって 「座して失業を待つ」 くらいなら、少しでも可能性がある選択をする 「お調子者」 が出てきても少しもおかしくありません。
寂しいのはこのオトコです。
政権公約(マニフェスト)を紹介する冊子の表紙に、自分の顔写真を掲載しないよう指示したそうです。
ご本人はすでに
「ハラを切る」 覚悟を固めたのかも知れません。
では、皆さん良い週末を!
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