険しい山を登るためには、最初はゆっくりと登ることが必要である・・・
山登りをなさるかたにとりましては・・常識でしょう。
山登りに無関係なかたにとっては・・次のような解釈でいかがでしょうか・・・。
多くの困難を克服するためには・・焦って、すべてに手をつけるようなマネはせず・・・
達成出来ることから・・慎重に・・そして、確実に克服してゆくのが・・・
目標達成への近道となる・・・

長年の目標達成に向かい・・・
嫌なものにも目をつぶり・・・
出来もしない約束にも・・サインして・・・
やっと掴んだ総理の座を・・揺るぎないものとするべく・・・
長期政権へ向け・・着々と布石を打とうとしております。
先週末・・。
新宿駅で・・総理就任後初となる、街頭演説を行いました。
いや、驚きました。
この日の街頭演説は・・・
世間の手ごたえを・・直に確かめたい、との総理の意向もあって・・
一切の動員をかけませんでした。
それでも・・集まった群衆は、数千人規模に上ったのではないでしょうか・・。
菅内閣。
滑り出しは・・なかなか好調です。
まずゴミ各社の世論調査の数字は・・概ね現実に近い数字なのでしょう。
お得意の・・
最小不幸社会・・を出さなかったのは・・・
遠くのほうで聞いている人たちに・・マイクの声が反響して・・・
最初は不幸な社会・・と聞こえちゃうのを恐れて・・(笑)・・のことかもしれません。
トリの菅サンは・・良かったのですが・・・
前座の連中が・・失笑をかってましたね。
その1人・・が、このかた。

憲政始まって以来・・・
一番カネのない幹事長・・だそうです。 (笑)
「
気弱な地上げ屋」 が、そう申しているのではありませんよ! (苦笑)
ご本人の弁だそうです・・。
「
気弱な地上げ屋」 が言うのでしたら・・・
多分・・・
憲政始まって以来・・・
一番・・
関心のない幹事長・・と、なるでしょう。
先日の・・「
一人で500万票集めるオトコ」 との引継ぎ・・・。
皆さんもご承知でしょう・・。
カップラーメンも出来ないくらい・・短時間での引継ぎ業務でした。
流石は、多忙なお二人です・・。
実に効率的ですね! (笑)
あまりにも短時間なので・・さしたるハナシもございませんが・・・
漏れ聞こえてきた・・その内容をご紹介しましょう。
枝野幹事長 (以下、エダNO・・という):「あっ!幹事長! このたびは・・大先輩に・・わざわざ、お越し戴き・・・・」
「見え透いたお世辞はいい! キミも忙しいだろう? 早速、要件に入ろう・・・。 それと・・幹事長は・・キミだ・・。」
ドカンッ! (筆者注: 引継ぎ書類を机に置く音)
「コレが・・幹事長としての引継ぎ書類だ・・。 エダNO君・・。キミなら・・読めば理解できるはずだ・・。 じゃあ、これで・・・」
「エッ・・・!? 幹事長・・。いくらなんでも・・・早過ぎます・・。 口頭での引継ぎは・・?」
「口頭での引継ぎ? なんかあるかな・・・?」
「例えば・・・終盤国会とか・・・」
「終盤国会? 幹事長はキミだ! キミの思うとおりにやればよい! 独裁・・だなんて、党内で陰口叩かれんよう・・・しっかりやってくれ!」
「幹事長のおたてになった・・複数区での複数候補の擁立・・。素晴らしい正論ですし、戦術的にも素晴らし・・・」
「エダNO君! 要点を言ってくれんか!?」
「あの・・・、例えば・・・沖縄の候補者擁立が遅れてますが・・・」
「幹事長はキミだ! キミの思うとおりにやればよい! 独裁・・だなんて、党内で陰口叩かれんよう・・・地元としっかり協議して・・キミの思うとおり・・やってくれ !じゃ! コレで!」
国会幹事長室。
ドアのところで待ち構えていた・・このかた。

このかたが・・・
エダNOセンセイとの打ち合わせ通り・・・
「
一人で500万票集めるオトコ」 を上座に座らせようとして・・・
ご本人と、譲り合ったりしてる・・無駄な時間がございまして・・(笑)
会談の正味は・・以上のとおりでございます・・。(苦笑)
人は・・賢明になればなるほど、ますます腰を低くして他人から学ぼうとする・・そうです。
エダNOセンセイ・・。
アタマが良いことは・・誰の目にも明らかです。
選挙にも強く・・あの子鼠郵政選挙の逆風をも突破してきました。
当分は、開催出来ないでしょうが・・・
以前は、定期的に・・地元でタウンミーティングを開催していました。
その中で・・実に印象深い光景がございます。
質疑応答の時間となり・・参加者が手を挙げました。
「エダNOセンセイ! 先ほどのご説明で、政策を実現した場合・・有権者によっては、コレコレこういうデメリットも・・あるのでは無いのでしょうか?」
その質問者は、実に紳士的に尋ねました。
すると・・エダNOセンセイ。
最初は、冷静に・・理路整然と・・お応えになっていたのですが・・・
その質問者が・・自身の発言を遮るように、再質問したら・・・
突如として、変貌し・・語気を強め・・・
「ですからね! アナタのご意見は・・ご意見として尊重しますが! 今、ご説明したとおり! そういった懸念は、可能性として・・ほとんどゼロに近いもの・・。 つまり、ほとんど考慮する必要はないのです!」
言い包めちゃいました・・。
心配ですね・・。
幹事長ってのは、まとめるのが仕事です・・。
理論で言い包めるのでなく・・・
異論を説得するのが・・大きなお仕事です・・。
あと・・このかたの特徴として・・・
議論のすり替え・・と言うのがございます。
例えば・・記者などが・・「こういう疑問をもたれていますが・・どうお答えになりますか?」
などと、問われた場合。
都合が悪い質問や・・答えに窮する質問に対しては・・
「そうした疑問や疑念を招かぬよう・・説明してきたつもりですが・・誤解を招いたとすれば・・残念です」
実に、弁護士らしい答えかたをします。
少し前にも・・こんな発言をなさってましたね。
「日本は明治維新ができたが、中国や朝鮮半島は近代化できなかった。日本は植民地を広げる側で、中国や朝鮮半島は植民地として侵略される側になったというのは、歴史的な必然だった」
「日本が明治維新できていなければ日本も中国や朝鮮半島と同じように、欧米列強の植民地や半植民地にされていただろう」
このときも・・・
批判を招くと見るや・・・
「誤解を招く発言で率直におわびする」
と答えています。
聞きようによっては・・誤解したキミらが、悪いんだよ・・とも聞こえますね・・。
菅内閣は、順調なスタートを切りました。
時間が経つにつれて・・支持率が落ちてゆくのは、必然ですので・・・
国会をさっさと閉めて・・選挙に突入するのは・・・
民主党にとっては・・正しい選択でしょう。
しかし・・菅内閣。
「
気弱な地上げ屋」 が心配するのは・・・
あまりにも・
まずゴミの・・世論調査を重視し過ぎていることです。
この数字ですと・・民主党は、参院選で単独過半数も視野に入ってきます。
本当でしょうか・・・。
人は賢明になればなるほど、ますます腰を低くして他人から学ぼうとする・・
ものですし・・・
有権者は、裏切られれば・・裏切られるほど・・・
ますます・・疑い深くなり・・過去の自身の行動から・・学ぼうとする・・・
こんな心配は・・杞憂でしょうかね。
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