ある日の夕刻
自宅近くにある
大型スーパーでの出来事です。
仕事帰りに
卵と牛乳買うため、やって来た
気弱な地上げ屋。
売り場へ向かおうとして、ふと脇に目をやると・・
気弱な地上げ屋が代表務める自治会の
会員である
顔見知りの
Nさんの姿が見えました。
Nさんの姿を見かけるのは
この日が初めてでは
ありません。
月に2回か3回
この時間帯
この店を訪れる
気弱な地上げ屋ですが
そのうちの半分近くですか
と言うことは・・
かなりの頻度で
Nさんのことをお見かけしてました。

ただ、この時間帯のスーパーというのは
家路を急ぐ人でごった返し
暇そうに
立ち話などする人は
皆無です。
気弱な地上げ屋もその一人で
これまで、Nさんを見かけても
わざわざ近づいて行って挨拶する
までのことはせず
擦れ違うような場面でのみ
「こんばんは」
挨拶を交わしていました。
でも・・
少し気になったのは
Nさんはいつも
ほぼ同じ売場付近で
誰か・・
或いは何かを待っているかのような
風情だったということ。

ただこれまでは
気弱な地上げ屋も急いでいたという事情もあり
深く考えることはありませんでした。
しかしこの日
時間に余裕があったので
「Nさん・・いつもあの辺でナニしてるのかな?」
少し観察することにしました。 (笑)
するとNさんは・・
近くを通る店員さんを
次々と
目で追っているように見えました。
どう見ても?
買物を物色してる素振りはありません。
「ん? いったいナニやってんの?」
声掛けてみることにしました。 (笑)
「Nさん、こんばんは!」

「あっ!
気弱な地上げ屋さん」
少々うろたえた様子のNさん。
まぁ・・
突然、気弱な地上げ屋に
声掛けられると
うろたえる人が多いので (苦笑)
気にせず、先に進みましょう。
「Nさん? この売場の辺りで良くお見かけしますが・・」
「いったいナニをお探しなんですか?」
するとNさん。
少し恥ずかしそうな素振りで・・
「実は・・」
「この時間になると、商品の値引き販売が始まるのです」
「見ての通り、私も年金暮らしでしょ?」
「このところ・・物価は上がるのに」
「年金は・・」
「手取り額下がってます」
「だからね。 少しでも生活費を浮かせるため」
「こうして毎日・・値引きされるのを待ってるのです」
「だけど、毎日のように来る・・」
「私のこうした買物の仕方を」
「店員さんも覚えちゃったのでしょうね」
「意地悪ではないのでしょうが・・」
「なかなか値引きシール貼ってくれないんですよ」

こういうことを聞くと
黙ってないのが
気弱な地上げ屋です。 (笑)
直ぐ隣の売り場で、
黙々と値引きシール貼ってる店員さんに・・
「ちょっとちょっと・・そこのアナタ? コッチ来て」
「そこは良いからさ。 そのシール・・こっち先に貼って」
店員さんも・・
店長のような (苦笑)
偉そうな態度で接する気弱な地上げ屋に
腑に落ちない顔してましたが
揉めると?
不味い相手だと判断したのでしょう。 (笑)
こっちに来てくれました。
こうした場面で
更に・・ダメを押すのが
気弱な地上げ屋の特徴です。 (大笑)
Nさんが
安く買いたいと言ってた刺し身に
2割引のシール貼ろうとしてたので
「ちょっとちょっと! そっちに3割引のシールあるじゃない?」
「2割じゃなくて、3割引のほう貼って!」
そんなやり取りしてたら
売り場の周りを
お客さんが集まってきました。
コロナ対策に万全期してる
気弱な地上げ屋としては
とってもマズイ展開です。 (笑)
さっさと切り上げましょう。
「ほら、こんなに集まって来たじゃない?」
「密になったら困るから・・」
「じゃんじゃん売っちゃおう!」
「そこのシール全部・・貼っちゃいなよ!」

「忙しそうだから・・なんなら?」
「割引シール貼るの・・手伝おうか?」 (笑)
この後・・
値引きシールを何枚か貰おうとしましたが
店員さんもキレかけてたので
早々に諦め
退散しました。 (笑)
「本当に自治会って・・役に立つのですね!?」
Nさんからは
何度も感謝されたことは
お伝えするまでもございません。 (大笑)

こうした
微笑ましい風景とは裏腹に
人々の暮らしは
日に日に
悪化の一途を
辿っております。
そして、本当の危機は
ワクチンが行き渡った頃に
やってきます。
本日ツカミでご紹介したNさんなどは
まだ恵まれたほうです。
65歳以上の高齢者世帯のうちの・・
約3割が
現役時代の半分以下の収入
での生活を
強いられています。
その反面
巨額の財政出動によるカネ余りで
行き場を失った資金は
日銀が株価を下支えしている
官製市場に流れ込みます。
日々の生活に追われる
庶民とは裏腹に
株式市場で
資産を運用している富裕層は
その資産を
倍々ゲームで増やし続けているのです。

こうして
経済格差は
更に拡大していきます。
公正な競争の結果
格差が生じているのであれば?
グルメブログも
とやかく言いません。
しかし、今この国で起こっているのは
日銀が演出し、
発生させた金融バブルの結果
ごく少数の
元々持てる者と
大多数の
そうでない人々との格差を
拡大させ続けてるのです。
グルメブログは
冗談などではなく
本心から

このオトコには
臭いメシ食わせることを含めて
相応の責任を負わせるべき
こう考えてますよ。
今後始まる大惨事について
"このオトコに大きな責任がある"
こう考える
良識ある日銀マンは
相当数います。
そんななかの一人。
日銀に放つ!
草の者が
苦々しげに語ります。
「日銀演出による金融バブル?」
「的を射た表現だね」
「この8年に亘る金融緩和」
「殆どの国民は気付いていないんじゃないの?」
「この金融緩和政策というのは・・」
「国民生活の犠牲の上に成り立ってる」「ということをだよ」

「2年で達成します!」
「なんて言って、記者会見で胸張ってから」
「もう8年経つのに?」
「未だに・・見通しすら立ってない」
「特に、岩田副総裁なんて酷いもんだよ」
「目標が達成出来なかったときには・・」
「辞任するって明言してたでしょ? 記者会見で」
「こうも言ってたよね」
「想定外の要因によるもの・・だとか」
「自分たちのせいではない」
「など、こうした言い訳するつもりもない」
「黒田さん自身」
「いろんな原因がある・・などと言って」
「中央銀行の責任が阻却されるわけではない」
「堂々と言ってたじゃない?」
「あの人たちにとって」
「責任取るってことは」
「いったいどういう行動なのかね?」
「黒田さんは、財務省退官時に」
「退職金含めて、5億円近いカネ手にしてる」
「その上、その後天下りした」
「アジア開発銀行総裁を8年務め」
「このときは、退職金含め約4億円超すカネ手にしたはず」
「合わせて10億近くだよ?」
「経済がどうなろうと?」
「自分の余生は安泰ってこと」

「国民に怒りが拡がらない理由として」
「マスゴミって言うの?」
「あの連中が」
「本当の話を書かない。 真実を記事にしない」
「こうした点があると思うよ」
「呆れる話を聞かせてあげるよ」
「金融記事を担当する記者クラブ」
「所謂、日銀クラブ」
「日銀クラブに所属する報道各社記者が使うパソコン」
「あれって・・記事書いてデスクに送った後」
「パソコンを日銀に預けるんだよ」
「管理者権限も日銀が持つ」
「つまり、アンタらが普段目にする」
「日銀に関する記事は」
「全部、日銀が事前チェックしたもの」「と言うこと」
「その上、ご丁寧に・・」
「パソコン渡す時・・いや、返す時」
「デスクトップに・・」
「貴社の書いたコレコレの記事について・・」
「行内には・・○☓な意見がありました」
「こんなメモ残す時もある」
「こんな調子じゃ?」
「そのうち・・記事の下書きも日銀が作るんじゃないの?」

「こんな嘘みたいなホントの話」
「中国やロシアではあるかも知れないけど」
「西側諸国では・・」
「聞いたことないでしょ?」
「だからね」
「日銀にとって都合悪い記事なんて」
「出てくるわけないってこと」
「日銀と主要紙経済部の記者連中は」
「完全に癒着してる」
「こんな国は世界でも珍しいよ」
「だけど・・こんな狂気じみた金融緩和も」
「いつまでも・・続けられるわけじゃない」
「2008年に起きたリーマンショックは」
「その前の年に発生した」
「住宅バブルの崩壊が原因だったよね」
「発生した当初」
「火の手はそれほど拡がらない」
「ほとんどのウォール街の住民はそう言ってた」
「ところが結果は?」
「知っての通り」
「それと似たような事態が」
「今アメリカで起こってる」

「
アルケゴスの破綻は知ってるよね?」
「ファミリーオフィスなんてカテゴリーの」
「投資会社なんだけど・・」
「ヘッジファンドじゃない」
「やってることは、ヘッジファンドと同じだけどね」
「つまりは、規制逃れして・・」
「稼いでいた会社ということ」
「野村の現法が2200億円以上!」
「クレディ・スイスは更に大きく・・」
「5000億円超える損失を・・今後計上するだろう」
「
アルケゴスが扱ってた金融商品と言うのは」
「中身が複雑過ぎて」
「どれだけリスクがあるのか? 理解出来る者は僅か」
「問題なのは・・この先でね」
「第2第3の
アルケゴスが・・」
「今後発生しないと」
「誰も断言出来ないでしょ?」

「むしろ・・」
「信用リスクが表面化する可能性のほうが」
「断然高い」
「時間の問題だって公言する人もいるよね」
「資金貸し元のマージンコールが今後厳格化して」
「新たなファンドの破綻が起こるかも知れないし」
「新たなファンド破綻が、別の貸し手の損失を生むかも知れない」
「空前の世界的超低金利のなか」
「資産の数倍投資しているファンドはゴマンとある」
「
アルケゴスのように・・」
「一気に行き詰まるファンドが今後次々と現れ」
「それがスパイラルとなったら?」
「売りが売りを呼び・・」
「金融機関による損切りが連鎖して信用が崩壊すれば?」
「リーマン・ショック級の金融危機が起こる可能性は?」
「小さいと言えるかい?」

「いま、金融バブルが崩壊したら?」
「マーケットは、修羅場と化し収拾つかなくなる」
「何故かって?」
「日本の場合、巨額の財政赤字、債務抱えた政府と」
「最後の手段である量的緩和と言うカードを・・」
「使い切ってしまった日銀に」
「崩壊を止める手立ては無いかも知れないってこと」
「それもこれも・・」
「日銀が金融政策を間違えたことを」
「延々と認めず、今日まで来たってことが大きいよ」
「遠からず起きるインフレは」
「いま居る国民の誰もが経験したことがない」
「極端なインフレ」
「きっかけは・・」
「さっき話したような・・ファンドの崩壊かも知れないし」
「途上国の経済破綻かも知れない」
「でも多分」
「金利の上昇が」
「その引き金引くことになると思う」
「何れにせよ・・」
「黒田さんは・・罪深い人だよ」
この話は・・
空想小説ではありませんし・・
他人事でもありません。
コロナウィルス感染の再拡大だけでなく
この上、
金融危機にまで見舞われたら?
日増しに貧困格差が拡がっているこの国の
本当に困ってる人たちは
生活の糧すら失いかねません。
今の野党は・・
確かに非力です。
しかし!
非力だからといって
無能で
有害とは限りません。
為政者は・・
少しでもマシな方を
選ぶこと
が大切なのです。
グルメブログが・・
「自民党でダメだ」
「霞が関は一旦更地にして作り直すべき!」こう訴え続ける理由は
ここにあります。
政治・経済・社会問題なんでも">政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル :
政治・経済
tag : アルケゴス気弱な地上げ屋グルメブログ