どうにも我慢ならないので、昨日の続き。
巨額の「
赤字国債」を発行しての「異例な人」による「異例な
補正予算」案です。
本予算成立直後に、これだけ巨額の
補正予算案を出すなんて、過去にありましたかね。
自分で出し、成立させた予算に「瑕疵がある」ってことを自ら認めてますね。
それでなくても、日本の財政は破綻状態。
こうした国にしてしまった責任の大半は、「
官僚の下僕」として仕えてきた
自民党政治にあるのだけど、
そういう政治体制を支持してきた、と言うか歓迎している国民は、「気弱な地上げ屋」の推定では、まだ2000万人くらいはいます。
この人たちは、お金(お仕事)で繋がっている人々。
だから、お金がなくなれば、それこそ「金の切れ目が縁の切れ目」。
次の金主が見つかれば、まったく正反対の意見でも「実は、前からそう思っていたのですよ」とばかりに寝返ります。
ビジネスでもそうだけど、「カネで動く人間」ほど扱いやすものはありません。
話を戻します。
この巨額の
赤字国債発行案。
Wall Street Journalから、「Kamikaze Spending」(自殺行為:筆者意訳) と題して、「気違い扱い」され、笑われていることは、昨日記しましたが、WJSの記者は「その中身」も理解していたから、こういう記事配信になったわけです。
民主党案のように、「社会保障」、「子育て(教育)」、「雇用」、「農林漁業」、「中小企業」への重点配分なら話はわかりますが、政府案は以前小渕が7兆円くらいでしたっけ?かけてやって大失敗した旧来型の公共事業への重点配分でしょ。
「円」が信認を失い、大暴落しないのがとても不思議です。
昨年度税収は40兆円チョイしかありません。
でも、使っているのは(補正分あわせ)約100兆円。
60兆円の赤字です。
年収400万円の家庭が、1000万円を1年で使い切る生活をしているわけです。
ショートした分は街金から借りてきています。
街金への返済も、その街金が「とても素直で親切で大人しいから」
返済財源まで貸してくれます。
「借入金利」まで希望通りにしてくれる街金なので、
「何も無ければ」問題は露見しませんね。
問題は、この「借入金利」です。
この国がこの10年、世界でも例のない低金利(無金利)を維持してきた理由のひとつがこの問題です。
この低金利が、今の世界経済恐慌を招いた一因ともなっているのですが、その点を指摘するマスコミはあまりないようです。
このまま行くと、もう数年も持たないのでは、と懸念しております。
なにがって?国家財政の破綻です。
預金封鎖、
ハイパーインフレ(大増税)、年金カットが現実のものとなる日が近いかもしれません。
「気弱な地上げ屋」は、もう10年くらい前から野党政治家と話すたびにこう言っています。
「政権をとりたいなら、日本がもっと暮らしにくい国になるのが早道。夜道を歩いていると、強盗に遇うのが当たり前、って国になれば、国民も「替えなきゃ」って自覚する」
そうならなきゃ、判らない人が多ければそれはそれで「是非に及ばず」ってことでしょう。
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日記
tag : 財政破綻赤字国債補正予算官僚の下僕自民党政治預金封鎖ハイパーインフレ
無免許のタクシー!?
ユニークな(笑)コメントありがとうございます。
また、相互リンクを戴き、感謝申し上げます。
>悲観しながら、
ではなく、「期待」しながら一杯やりましょう。
多分、「知り合いの知り合い」くらいの距離でしょうから(笑)。
深く掘り下げたエントリーにはアタマが下がる思いで、ほぼ毎日拝見しております。今後の更なるご活躍を期待しております。
導火線に火がつく前に ! !
これだけ時代が大きく動き、価値観が根底から変わっている時に、ことの重大さに気が付いていないのだろうか? 特に、バブルが弾けた時も相だったが、あの時は、銀行も大蔵官僚も今までになかった出来事、言い換えれば前例のない、もう少し言えば、答えの決まった事にしか答えることができず、今までの勉強では、問題すら出てこなかった問題に直面した時には、カラッキシ、アホな答えしか出せないでいる。時代は常に動く物で、その中で、如何に新しく柔軟な発想力で物を考えられるかが、最も必要とされる世の中なのに、リーダーシップを持たなければならない人達が、誰も考えない。マスコミも何も言わない。「地上げ屋」さんが言うように、本当に真剣に危機感を感じる状況にならないと、わからない人間が多すぎるのでしょうが、訳の分からない情報操作や、悪意ある垂れ流しリークに、マスコミが踊らされ、又それに乗っていることに、とても腹立たしく思っています。
今回のブログを読んでいて、16ヶ月前の、一昨年から昨年に掛けてのお正月休み開けに、ある出版社の社長と話をした時、「お正月はどうしていました?」と聞かれ、「憂いていました」(余りにも公務員が腐っている事で)と言ったのを、このブログを読んで思い出しましたが、本気で何も直りませんね、寧ろ悪くなるばかりで・・・、前回、私の書き込みに「平成の2.26事件」という言葉を使いましたが、危機感を煽る訳でなく、「もっと真剣に考えろよ!」という意味合いで書いたので、私の周りにも同様に考え憂いている人が沢山います。喪失感を無くさないと、導火線に未だ火はついていませんが、そろそろ用意をする人が出て来そうな気がしています。何時ものことですか、託けて目先の予算を付けようとする与党政治家ばかり。選挙目当てのバラマキはもういりません。だったら単純に、経済の阻害しているB-CASや、インチキセールを始めたETCなどの天下り組織(共に数百億ため込んでいる)は無くす所から実行して欲しいし、むしろ消費税を一年無くす方が分かり易く、公平で良いと思います。財政出動する事が目的ではなく、国民のマインドを変える事が、一番必要なことにすら気が付かない身勝手な連中に、あきれ果てる次元も、既に通り越しています。どうしても追加予算をするのならば、せめて閉塞感を無くす為にも「将来に希望と夢を持てる国造りをする」というビジョンで考えて欲しいですネ!
長文になり、失礼致しました。
コメントありがとうございます。
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